教えてライズ先生!
こんにちは!
ルーンテラマップの更新からすぐブランドとライズのユニバースアップデートが来ましたね!
更には彼らのコミックや新しい物語も追加されました!
彼らのアップデートのキーワードに「ルーン」(ワールドルーン)と気になる単語が出てきたり、物語の中ではルーンテラにおける「魔法そのもの」の説明がなされていたり、ルーンテラの世界のヒミツに迫る(かもしれない)内容が多く含まれています!
それらをピックアップしてみていきましょう!
※個人の解釈や妄想が含まれます
”この世界を形作る神秘の力を初めて学んだとき、ライズはまだ一介の若き学徒であった。
彼の師であるヘリアのタイラスは、ルーンテラで最も危険な遺物の回収と保護を使命とする古き教団の一員であった。” ―ライズの新バイオより
ライズがまだ青くなかった頃、彼は学徒としてルーンの行方を追う教団の一員の弟子をしていたようです。
この教団の意思を継いで、ライズはワールドルーンを追うことになったのでしょう…
もしかしてこの教団の名前は後に「リーグオブレジェンド」って名前で呼ばれるようになったりしませんかね!?(中の人ネタ
ルーンテラにも「リーグオブレジェンド」という名前の組織が存在します。
この組織はルーンテラが崩壊しないために、力を制御する役割を持っています。
”ルーンに関する知識は次第に広まっていった。ルーンの重要性やルーンが内包する純粋な力については、理解の糸口を見つけられる者もほとんどいなかったが、誰もがルーンを、敵に対して力を発揮する武器とみなしていた。”
”年長の魔導師は忌々しげに「定命の人間は無鉄砲な子供と同じで、自分たちの理解が及ばない力をもてあそんでいる」と主張した。彼はもう権力争いに血道をあげる愚か者のために交渉をするのはやめ、人々を止めるというのだ。ライズはタイラスに理を説こうとしたが、効果はなかった。彼の前に立っているのは、自分が非難する相手と同じ誘惑に駆られている欠陥を抱えた「人間」だった。彼もまたルーンの魅力を刻みつけられてしまったのだ。” ―ライズの新バイオより
当時のルーンテラの人間もルーンは武器としか思っておらず、ライズの師であるタイラスもまた人間であったという悲しい結末になってしましました。
師であり友であったタイラスを殺めてしまう結果となり、ワールドルーンの危険性を再認識したライズはこの世界を守るための果てしない旅に赴くことになるのでした。
ライズの肌が青くなって以降、フレヨルドの大地に訪れた彼はフロストガードの癒し手の息子であるキーガン・ローデと出会います。
ライズはキーガンに魔法の才能を見出し、彼を弟子に取りゆくゆくは自分の使命を継いでもらおうと目論んでいました。
その物語の中で魔法とはどういうものなのかライズ先生が説明してくれています。
”「お前は空気を体内にとりこみ、お前の生命を維持する。肉体の求めに応じて空気を使い、呼気と共に開放する。それは決してお前のものではない。お前は空気の器に過ぎないのだ。空気を吸い、そして吐く。お前は空気の流れる通り道なのだ」”
”「空気はお前のものではないと教えたな?だがお前は自分が長く空気をとどめておけたことで得意になった。魔法も同じことだ。お前はそれを求め、我が物にできると信じている。お前は自分が魔法の通り道に過ぎないということを忘れ、それを手放そうとしない。自分の心と手で、魔法を窒息させているのだ。お前はその手で魔法の首を絞めている。魔法のことを、自分の意志で制御できるもののように考えているからだ。だがそうではない。決してそうはならない。お前は周囲に存在するものを取り込み、ほんの束の間それを使い、そして解放しなければならないのだ」” ―灰の中より から
師曰く、魔法は呼吸と似ており「世界に存在する魔法」を「自分の中にある魔法」で働きかけてその形を取らせる…
ルーンテラにおいて魔法とは、大気のように満ちているものだということがうかがい知れますね!
それと個人的に好きなポイントとして
”「俺が呑み込みの悪い生徒というわけじゃなくて、あなたの教え方が悪いだけってことはあり得ませんかね?」
彼の師は炎を見つめていた。倦んだ目が踊る炎を反射している。
「自分でもそうではないかと考えることはある」と彼は答えた。” ―同上
この掛け合いで二人の性格を如実に表していると思うのです!
少し傲慢なキーガンと思慮深く自分にも疑問の視線を向けることにできるライズ。
この二人の関係がただの師弟以上のものであることを示す以外に何がありましょうか!
もう一つ、キーガンが氷の無い土地のことを「アニビアに触れられたことのない土地…」と表現します。
フロストガード特有の表現なのか、フレヨルドで一般的な表現なのかは分かりませんが、ここからこの氷の原因がアニビアが触れたからという思想的なところがくみ取れますね!
もしかしてが川を作りが様々な工芸品を作っているように、も真なる氷の作り主なのかもしれませんね?
閑話休題。
ルーンテラの魔法の在り方についてさらに巡っていきましょう。
ここでライズとキーガンの二人は以下のように話しています
”「お前には確かに才能があり、その血には力が宿っている。あとは魔法を敵対的な、外部の力と考えるのをやめねばならぬ。魔法は保持するのではない。ただ少し…促すだけでよいのだ。お前を見てきて分かったのだが、魔法を操ろうと手を伸ばすとき、お前はそれを自分の意志に従わせようとする。お前は制御しようとしている」
キーガンは失望を感じ始めていた。「でもそれが魔法の仕組みです。母さんはいつもそうしていた。いつも目的があって、魔法がそれを実現させた」” ―同上
ライズの話す魔法はおそらく魔法の本質に近いものなのだと思います。
魔法を使える人がおり、その魔導士が自然に「促される」まま使う魔法がそれに当たるでしょう。とかが近いかもしれません。
しかし、キーガンにとっての魔法は手段であり目的を達成するためのものでそれは「力」そのものです。
自分の強い意志によって魔法を制御し、それを行使する。
これにはおそらくフロストガードの教え(が原因?)が根底にあるのかもしれません。
彼が見たことある魔法は母親のものと、目の前にいる師匠の二つだけです。
母の姿を見て育った(そして敬愛していた)彼に、そのやり方を否定されては少しイラついてしまうものです。
そして口答えされたライズも同様でしょう、その後彼は
”魔導師は苛立ちに顔をしかめまいと努めた。「魔法を実現させる必要などない。魔法はこの世界に存在するものだ。創造の原料はそこらじゅうにある。つかみ取って自分の目的のために捻じ曲げる必要などない。単純に、働きかけるだけでよい。望む道筋を魔法にたどらせるのだ」” ―同上
と、このルーンテラに存在する魔法の存在をキーガンにほのめかせます。
そして、キーガンは魔法の本質に少しずつ近づいていくのです…
そしてその後、キーガンの夢(過去)へと話の場面が移り変わります。
彼の過去が知りたいならぜひこの物語を読めば、彼が魅力的になること間違いなしです!
過去の夢が終わると、またキーガンとライズの問答が始まります。
そこでキーガンは
”「それで、水は雨と氷と海から生まれます。火は火花や火口(ほくち)や森に落ちる雷から生まれます。そしてその森をつくる木々は種から生まれます」
「すべて真実だな、ある程度は。だが朝一番からずいぶんと詩的な表現だな。この命題における結論は何だ?」
「この何ですって?」
年長者は微笑んだ。意地悪ではない。「何を言おうとしているのだ、キーガン?」
「すべてはどこからかやってくるということです。すべてのものに…誕生がある。出所が。魔法も同じですか?この世界に魔法の源があるのですか?」” ―同上
この質問に師匠は答えることをしませんでした。
おそらくここ(特に最後の文章)にこのルーンと魔法の真実に迫る鍵が潜んでいるのだと思われます。
「魔法の出所」それはいったいどこなのでしょうか?
天界と呼ばれる神髄たちの住まう場所?
ヴォイドの奥底、彼らの作り主たちの居る場所?
はたまた、ヨードルがいたずら半分で授けたものだったり?
さらに続けて、キーガンは以下のようなことも発言しています。
”「でも思ったんです…雨を操れるなら新たな川をつくれる。千粒の種を持っていれば新たな森を育てられる。鉄を持っていれば斧を鍛造できる。ならば、魔法の源を操れたらどうなるのか?導かなくても働きかけなくてもいい。単純に命令できるじゃないですか」” ―同上
他の要素(水や草等)と同じように出所が分かれば魔法も制御することができるのではないか?という考えに至るのです。
彼の考え方を曲げずに師匠の知識を吸収した結果でしょう。
そのため、ライズは目を見開いて彼の考えを止めさせてまだ早いと言っているのだと思われます…
ある意味これはライズの失敗でもあると考えることができるでしょう。
この先、彼らにどんな運命が待っているのか…
そうしてなぜキーガンはブランドへと変貌してしまったのか…
今後また、追加のアップデートが来るそうですし、それを楽しみに待ちたいと思います!!